【車両紹介】ポーランド国鉄 EN57型のバラエティ/ Variety of PKP EN57
EN57は、1961年から約30年にわたり実に1412編成が製造された、ポーランド国鉄を代表する電車です。大都市の近郊電車から中長距離のインターレギオ(日本で言う快速に相当しますが、イメージ的には急行東海や大垣夜行クラスの距離を走る列車をイメージしていただいたほうが適切でしょう。客車による運行も多いです)まで幅広く使われています。その姿は東京・大阪近郊の普通から所謂「遜色急行」まで使われた国鉄近郊型電車を彷彿とさせます。
全編成ともTc-M-Tcの三両固定編成で、吊り掛け駆動となっており、重厚な走行音を奏でます(走行音は「トラムのひびき」サイト内でお聞きいただけます)。
EN57はもともと両数が多い上、1989年の東欧革命以後は生活・技術水準や競合交通機関などの状況が激変し、鉄道の経営形態にも大きな変化があったため、その変化に応じて多種多様なバリエーションが生まれています。塗装変更や内装のリニューアルを行った車両から、冷房化・インバーター制御化といった抜本的な更新を行った車両まで登場しており、趣味的に非常に興味深い状態になっています。
2011年1月・2011年7月にポーランドを訪問した際、多様なEN57の写真を多く撮影しました。もちろん、全てのバリエーションを網羅するには至っていませんが、その片鱗をお楽しみいただければ幸いです。
PKP EN57 is most majour EMU in Poland. EN57 was built 1412 units from 1961 to 1993. Today, EN57 has many varieties of liveries, electric equipments and interieurs by modernization or color changing. It’s very interesting for railway enthusiasts.
I visited Poland in Janualy 2011 and July 2011. I could take many pictures of EN57. You can see the variety of EN57 by following pictures.
もっとも典型的なEN57。この塗装がPKPの標準色です。ほとんどのEN57は、このように行先表示がLEDに換装されています。[Kraków Główny:クラクフ中央駅] / EN57 with standard PKP livery. Destination sign was changed to LED sign. [Kraków Główny]
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