【写真】プラハ都市交通博物館の車両たち Part4 / [Picture] Trams in Prague public transport museum – Part 4

都市交通博物館の展示の中心は路面電車の車両ですが、トラム博物館ではなく都市交通博物館と名乗っているからには、路面電車以外の展示物もありますので、今回はそれらをご紹介します。

1973年製のバス4881号です。設計はポーランドのバス・トラックメーカーJelcz(イェルチュ)で、このタイプはチェコスロバキア国内でもライセンス生産されました。丸みの強い車体がいかにも昔のバスらしいですね。ちなみにイェルチュはポーランド国内向けに多数の車両を供給していましたが、現在はバスの製造は行っていません。
20090926_175648プラハ市バス(チェコ・プラハ_公共交通博物館)_small
続きを読む

【写真】プラハ都市交通博物館の車両たち Part3 / [Picture] Trams in Prague public transport museum – Part 3

Part3では、事業用車をご紹介します。中には大変珍しいというか、おかしな車両もあり、ひときわ興味深いものでした。
まずは電気機関車の4072から。1952年製の車両で、モーター出力は2×88.3kWと控えめなものです(まあ路面電車車両の入換用なら十分でしょうが)。Rustonkaの車両工場で使われていました。こういうのも編成で展示してくれているのは嬉しいですね。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
続きを読む

【写真】プラハ都市交通博物館の車両たち Part2 / [Picture] Trams in Prague public transport museum – Part 2

前回に引き続き、プラハ都市交通博物館の車両を取り上げます。今回は戦後の車両をご紹介しましょう。

これまでとは一気に雰囲気が変わり、角張った形態になった3063。現代的なスタイリングに一歩近づいた感もありますが、登場年が第二次大戦中の1942年ということで、どちらかといえば製造時の工作簡易化を狙ったものではないかと推測します。四輪単車ながらかなり大柄で三扉でもあり、輸送力重視の設計に見えます。続くトレーラーの1580は戦後の1946年登場。
20090926_174053プラハ市バス(チェコ・プラハ_公共交通博物館)_small

1951年、一挙に近代的になった設計で登場したタトラカーの始祖、タトラT1です。従来に比べ格段に大型化した車体、流線型のスタイルなど、劇的な進歩を遂げたことがわかります。しかし前面の大きな赤い星はさすが共産主義国の電車ですね。1960年代初頭まで運行に就いていました。
20090926_181702プラハ市バス(チェコ・プラハ_公共交通博物館)_small
続きを読む