【音】山万ユーカリが丘線 / [Sound] Yamaman Yūkarigaoka line.

【音】山万ユーカリが丘線1000型 ユーカリが丘→ユーカリが丘
[Sound]Yamaman Yūkarigaoka line, Type1000, Yūkarigaoka -> Yūkarigaoka

女子大駅に進入するユーカリが丘線の電車 / A Yukarigaoka line train approaching to Joshidai station.

女子大駅に進入するユーカリが丘線の電車 / A Yukarigaoka line train approaching to Joshidai station.

不動産会社が運営し、路線には一方通行の部分があり、中央案内式のシステムを採用するなど、何から何まで特異な点だらけの鉄道として有名な、山万ユーカリが丘線を録音しました。
皆様ご存知の通り、当路線は現存する唯一の日本車輌製VONAシステムで、中央案内式の走行システムが特異なら、丸みを帯びた小型車3連という外観もまた独特です。しかしその見た目に反し、モータ音はごくごく普通のもので、意外に感じられます。ただ中央案内式であることに関係があるのか、カチャカチャという音が床下で頻繁に鳴っており、この点は一般的な鉄道と異なるものです。
車内放送は自動になっていますが、他路線ではあまり聞かれない声によるもので、潔いほどに素っ気ない駅名とあいまって、この路線の独自性を強調しています。
録音は休日昼間に行いました。車内はさほど混雑していませんでしたが、家族連れなどで20人ばかりの乗車があり、それなりに地域の足として機能しているようでした。
それにしても、趣味的には面白いこの路線ですが、今後の冷房化や車両代替はどうするのか、気になるところではあります。

Yamaman Yūkarigaoka line is very unique people mover system which located in 40km east of Tokyo downtown and 30km west of Narita international airport.
Yūkarigaoka is residencial area with approx 15000 population developed by Yamaman corpolation. Yūkarigaoka line is operated by Yamaman for residents of Yūkarigaoka. But railway opreration isn’t Yamaman’s regular business. Yamaman is a land developer. Railway which operated by land developer is very strange.
Also, Yūkarigaoka line is only one of Nippon sharyo’s “VONA” system people mover. This is 4.1km racket shaped line.
The line opened in 1982. Original fleet(Type 1000) is still operated in this line(As of 2014). I recorded the sound in 2013.

【写真】雪晴れの都電荒川線 / [Picture] Tokyo tram in fine day after heavy snow.

東京に約半世紀ぶりの積雪(26cm)となった2014年2月8日の翌日、雪晴れとなったので都電を撮影してきました。
お昼ごろの撮影ですが、東京で雪晴れとなっても大抵はすぐに融けてしまいますので、このように遅くまで残っているのは珍しい光景でした。
下記の地図に示すコースで撮影してきたものをお目にかけます。ご笑覧下さい。

In 8th Feb. 2014, it was heavy snow in Tokyo. The snow lay 26cm deep. It’s very strange in Tokyo.
But next day was sunny day. Clear sky with whited cityscape is strange too.
I went to Tokyo downtown to take a pictures of Toden (Toden means “Tokyo metropolitan tramway” in Japanese).
My journey was following route(see map bellow):
My home -> Kasuga station -(Toei bus)-> Waseda tram and bus stop -(Toden)-> Toden zoshigaya tram stop -(Walking and taking pictures)-> Kishibojin-mae tram stop -(Walking and taking pictures)-> Kishibojin-mae bus stop -(Toei bus)->Ushigome-Yanagicho station -> My home
I could take many pictures of Toden with snowy cityscape and blue sky. Please enjoy the pictures bellow.


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当日は都営交通一日券を購入してありましたので、春日駅から都営バスで早稲田に向かいます。
雪の積もった中を走る都バスというのも珍しいので、こちらも撮影しておきます。都バスはチェーンを装着していましたが、路肩にはまだまだ雪が多く残っており、バス停からの発進時にはスリップが多発して苦労していました。

上58系統で運行中のいすゞエルガ[春日駅前] / ISUZU "ERGA" of Toei bus [Kasuga station]

上58系統で運行中のいすゞエルガ[春日駅前] / ISUZU “ERGA” of Toei bus [Kasuga station]

 早稲田から都電に乗り、雑司が谷あたりのアップダウンを撮ろうと考えて都電雑司が谷電停で下車します。
まずは降りたところで、カーブを曲がってくる電車を撮影。この雰囲気は郊外電車的で、江ノ電や京阪石山坂本線あたりの電車がやってきてもおかしくなさそうです。実際創業期は郊外電車のようなものでしたし。

都電雑司ヶ谷に到着する8800型 / Type 8800 approaches at Toden Zoshigaya.

都電雑司ヶ谷に到着する8800型 / Type 8800 approaches at Toden Zoshigaya.

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【音】関東鉄道竜ヶ崎線 キハ532 / [Sound]KIHA532 on Kanto railway Ryugasaki line

【音】関東鉄道 キハ532 龍ヶ崎→佐貫
[Sound] Kanto railway, KIHA532, Ryugasaki -> Sanuki

龍ヶ崎に向かうキハ532(佐貫~入地) / KIHA532 train heading Ryugasaki runs between Sanuki - Ireji.

龍ヶ崎に向かうキハ532(佐貫~入地) / KIHA532 train heading Ryugasaki runs between Sanuki and Ireji.

関東鉄道竜ヶ崎線に残る旧型車、キハ532を録音しました。2012年末までは国鉄型のDMH17エンジンを装備していることで知られていましたが、現在はキハ2000型などと同じDMF13HZに換装されています。この音は換装後に収録しました。
竜ヶ崎線といえば戦後における鉄道のワンマン運転の先駆けであり、それは今日でも当然続いていますが、異色なのは車内放送が運転士により行われること(キハ2000型には自動放送があります)で、おまけに運賃箱や整理券発行機も無く、音を聞く限りはまるで車掌が乗務しているかのようです。路線が短いので、肉声でも運転士の負担が少ないということなのでしょう。
総延長わずか4.5kmの路線で、途中駅もあるとなると、のんびりした走りをしているのではないかと思ってしまいますが、抱いていたイメージに反して走りは軽快で、直結段まで入る運転をしており、またロングレール化も行われていないため、エンジン音・ジョイント音ともに短距離ながらもそれなりの音を楽しめます。

Kanto railway Ryugasaki line is 5.4km non-electrified railway with single track, located in 50km northeast from Tokyo. The line is operated by only 3 DMUs. 2 cars are modern DMU, type キハ2000(KIHA2000). 1 car is キハ532(KIHA532) made in 1981.
KIHA532 is operated in only 4 days in a month(As of 2013, daytime of 1st & 3rd Saturdays, 2nd & 4th Sundays).
I could record the sound of KIHA532 in October 2013.
Ryugasaki line is short rural railway. But maximum speed is not slow. You can listen the sound by gentle speed running.
All trains of this line are conductorless trains. But all annoucements are spoken by driver. It’s very strange as conductorless trains in Japan.

【本の紹介】世界の路面電車ビジュアル図鑑

●世界中を網羅した驚くべきボリューム
まさに圧倒的なボリュームの本です。世界50カ国400以上の都市の路面電車を紹介するという、おそらくは前代未聞と思われる企画で、これを筆者一人で訪問したというのですから驚くほかありません。
日本で紹介される海外の路面電車というと、LRT先進地域というべき西欧や北アメリカか、日本人でも身近な中国などの電車が多いですが、本書はそれらの国々は当然のこと、旧ソ連やトルコ、中東欧など、馴染みの薄い国々の路面電車も扱われています。
ロシアのマイナー都市や、ウクライナ、ブルガリア、カザフスタンなど、和書はもちろんネット上でも情報の少ない国・都市の電車が多数登場しており(流石に北朝鮮は扱われていませんが……)、これだけ情報の入手が容易になった昨今でも、まだまだ知らない電車がこんなにあるのか!と新鮮な気持ちにさせられます。
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【本の紹介】都市交通の世界史

よくぞ出してくれた!というのが第一の感想です。
内容は、世界の大都市9つの都市交通(バス・路面電車・地下鉄・郊外電車、それから乗合馬車)の発達史と各都市ごとの特色を論じたものです。
取り上げられている都市は、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ベルリン、モスクワ、上海、ソウル、大阪、東京です。

●様々な性質の都市を取り上げる
世界に冠たる大都市であるNY・ロンドン・パリのほか、世界に類を見ない分断都市となったベルリン、資本主義国とはまったく異なる論理で都市計画が進められてきたモスクワ、かつて欧米列強の草刈り場であり近年は新興国の発展を象徴する上海、世界的大都市のひとつでありながら道路交通への依存度が高いソウル、そして大阪・東京と、それぞれ特色ある大都市を選んで取り上げており、偏りなく様々な性質の都市を見せようとする編者の意図が伝わってきます。

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【本の紹介】鉄道車両のデザイン

●デザイナー自らが内幕を語った、画期的な本
近畿車輛のデザイナーであった著者による本。
鉄道ファンのうち多くの方は、車両のデザインに大きな興味を持っていることと思いますが、デザインの出来をああだこうだと語る人は数知れずとも、デザインを行う立場の方が語る情報はこれまで非常に限られていました。

近年では、水戸岡鋭治氏がデザインした車両については、内実が語られることが多くなりました。しかし水戸岡氏に依頼する鉄道会社の多くは、非日常性を求める車両のデザインを依頼するケースが多く(JR九州など例外もありますが)、ビジネスユース中心の長距離列車や、ごく普通の通勤電車などは、一体どういう意図で、どういうプロセスで、何に留意してデザインされるのか語られることは従来殆ど無く、画期的と言ってよい内容だと思います。
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【音】神奈川中央交通 メルセデスベンツ・シターロG / [Sound] Kanagawa Chuo Kotsu, Mercedes Citaro G

【音】メルセデス・シターロG 町13系統 <急行>町田バスセンター→山崎団地センター
[Sound] Mercedes Benz Citaro G , Line 町13 Machida Bus Center -> Yamazaki Danchi Center (Express)

山崎団地センターへ向かう連接バス A Citaro G goes to Yamazaki Danchi Center. A bus in left is conventional bus of Kanagawa Chuo Kotsu.

山崎団地センターへ向かう連接バス
A Citaro G goes to Yamazaki Danchi Center. A bus in left is conventional bus of Kanagawa Chuo Kotsu.

近年、ゆっくりながら日本でも導入が進んでいる連接バスですが、都内では初の導入事例となる町田市内の連接バスを録音しました。
町田といえば都内でも屈指のバス王国で、ツーステップ車が主力の頃は長尺車が多数投入され圧巻でしたが、近年は低床化・仕様標準化の流れから一般的なサイズの車両が中心となっており、連接バスは久々にバス王国の存在を強く感じさせる車両となりました。
導入されたのはドイツ・メルセデスベンツの「シターロ」Gタイプで、ドイツはじめオランダ、トルコ、ポーランド、イギリス、フランス、クロアチア、ハンガリーなど、きわめて広範囲に導入されている車両です。
日本で導入されているのは連接バスタイプの「G」のみですが、そのほかにも全長10.5mの一般的な単車タイプ、三連接(!)タイプ、単車ながら全長15mの三軸車など、様々なタイプが設定されています。
トランスミッションは欧州では一般的なオートマチックのまま(そもそもマニュアルトランスミッションは設定なし)輸入されており、日本の一般的なバスとは大きく異なるサウンドとなっています。
一方、当然のことながら車内放送は一般的な神奈中バスのものそのもので、聞き慣れた放送と特異なエンジン音とのギャップが面白いです。
収録は、休日昼間の山崎団地センター行きで行いました。当然のことながら連接バスのキャパシティをフル活用する乗客数ではありませんでしが、他路線を見送って「ご指名」での乗車と思しき一般客の姿も十数人あり、目立つ連接バスと急行運転が集客に貢献しているようでした。
週末の渋滞が激しい町田周辺ですが、この日もやはり道が混んでおり、所定では所要14分のところ、10分ほど余計にかかっています。

At 28 May 2012, the first articulated bus service in Tokyo was started at Machida city. Articulated bus isn’t strange in Europe and America. However, in Japan, maximum length of bus is limited to 12m, special permission is required for operation of articulated bus.
Machida city is one of commuter towns in Tokyo megalopolis. Population is approx. 400000. There are many housing complexes, but its are not close to railway station. About 60 bus lines are operated in the city. Due to many lines are overlapped in central area, operation interval is approx. 0-3 minuts in central area. But many lines are overcrowded in peak hours.
Buses are jammed in central Machida in morning peak hours due to buses are too many. The articulated bus is launched to solve the problem.
The articulated bus is operated as the express line from Machida bus center(Bus terminal near Machida station) to Yamazaki Danchi Center(Yamazaki Danchi is one of large housing complexes).
Operator is Kanagawa Chuo Kotsu. It’s second large bus operator in Japan.

【本の紹介】大分交通別大線(RMライブラリー)

かつて大分と別府を結んでいたインターアーバン、別大電車の本です。
沿線には温泉街あり、県都の繁華な市街地あり、車窓に別府湾が広がる海岸沿いの単線区間ありと、変化に富んだ車窓がある路線で、今でも残っていたらさぞかし楽しい路線だっただろうと思います。あいにく現役時代は知らない私ですが、本書には車両主体のものだけでなく沿線風景も取り入れた写真が多数掲載されており、沿線風景の多彩さは十分に伝わってきます。
また車両陣も個性的で、路面電車としては大柄な全長13m級の電車が日常的に連結運転を行っていたり、定員200人の永久連結車が走っていたり、また路面電車としてはきわめて珍しいM-M’ユニット車や、アルストム型台車を履いた車両があったりと、こちらもやはり、「今残っていたら……」という思いを抱かせるものです。車両は創業時からの全車種が網羅されており、形式写真も不鮮明なものはほとんどなく、全車種掲載されています。

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【音】近鉄内部・八王子線 モ260型/ [Sound] Kintetsu Utsube line, One of three Japanese 762mm gauge railways.

[audio:http://tramsound.sakura.ne.jp/sound/blog/201304Kintetsu_utsube.mp3|animation=no]
【音】近鉄内部・八王子線 モ260型 西日野→近鉄四日市
[Sound] Kintetsu Utsube line, type MO260, Nishi-hino -> Kintetsu-Yokkaichi

20130329_161919_近鉄(日永)_02_ 20130329_164710_近鉄(日永)_03_edit上:分岐駅日永を発車する四日市行き列車。
下:日永駅に咲く桜。来年もこの光景は見られるでしょうか。
Above:Hinaga station. This is junction of Utsube line and Hachioji branch line.
Below:Cherry blossom at Hinaga station.

最近存廃が取りざたされている、近鉄内部・八王子線を訪問してきました。こちらはその際の録音になります。
西日野発近鉄四日市行きで収録しました。一応全区間走行音ではありますが、所要時間は僅かに9分と極めて短いものです。
収録したのは学校が春休みとなっている平日の昼間ですが、それでも四日市到着時にはおよそ20人の乗客となっており、僅か3駅だけ走る列車の割にはよく乗っている方だと思います。
皆様ご存じの通り、本路線の電動車は全車吊り掛け車ですので、この録音でもモーター音がお楽しみいただけるほか、ロングレール化も進んでいないため賑やかなジョイント音も聞くことができます。

Utsube line is one of three 762mm gauge railways in Japan.
Utsube line is 5.7km line with 1.3km branch line(Hachioji line), operated by Kintetsu corporation.
This is suburban railway in Yokkaichi city(Population is approx. 300000) with approx. 10000 passengers per day.

I recorded the sound of Utsube line in March 2013.
I recorded type MO260 EMU with nose-suspension drive. Type MO260 was made in 1982-1983. All motor cars in Utsube line is unified by type MO260. Another old motor cars were modified to trailer.

Unfortunately, replacement plan is discussed due to few income(operation loss is approx. 300000000 yen per year) and decrease of passenger density. However, the discussion is having a rough road ahead. Kintetsu hopes replace Utsube line to busway. But Yokkaichi city says “Don’t replace important public transport, Utsube line. But We don’t have a money for Utsube line”.

【本の紹介】昭和時代の新京成電車(RMライブラリー)

現在の新京成電鉄は、インバーター制御のステンレスカーが多数在籍する近代的な車両陣となっていて、大手私鉄に比肩するものとなっていますが、昭和60年代までは吊り掛け車を8両も連ねたいささか垢抜けない色の列車が、モーター音も高らかに走っていました。
そして昭和20年代ともなれば、畑や雑木林の中を木造電車が走っているという、現在の姿からは想像もできない、とんでもない田舎電車だったようです。
本書では、そんな時代の新京成電鉄の吊り掛け電車を、ベテランファンが開業以来の全車種に渡って紹介しています。

800型・8000型あたりからの新京成の電車は、様々な文献で紹介されていますが、創業が新しい割には旧型電車を扱った文献は少なく(皆無ではないですが入手性に難があったり……)、網羅的に解説された本書はありがたい存在です。

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