2016年のゴールデンウィーク、台湾を初めて訪問しました。
その際、台湾史上初の路面電車である高雄のLRTを訪問しましたので、その時の模様を記しておきたいと思います。
まずは凱旋中華電停から乗車します。世界で二番目の全線架線レスLRTで、軌道も緑化されていて、おまけに線路脇には並木が続いているため、路面電車の線路としては美しいものに仕上がっています。
電停もシンプルながらよくデザインされており、白い柱・屋根と透明な壁がスタイリッシュです。他の電停も基本的にこのデザインになっていますが、地下鉄との乗換駅である前鎮之星は非常に凝ったデザインになっていました。
発車案内表示機も一見何気ないデザインですが、電停全体のカラースキームと揃え、枠も薄くてかなり気を遣っていることがわかります。案内表示機だけでなく電停のパーツ一つ一つがこのようにトータルデザインされています。
それにしても、台湾って街中は看板があふれているし、建物の色や形も色々で都市景観には無頓着な土地柄という印象なのですが、その一方でこのLRTの駅や車両といい、地下鉄駅の出入り口といい、非常にデザインに気を遣っているところもあって、そのギャップが興味深いです。
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