【写真】富山地鉄 ちてつ電車フェスティバル2014前夜祭レポート Part2

Part1からの続きです。

地鉄ホテル屋上での撮影後、小休止ののち電鉄富山駅の改札前に移動します。
今後の行程を説明されますが、そこで担当者氏の口から出てきたのは「明日のイベントで展示するため、軌道線の電車を南富山から稲荷町まで回送します。これからそれを撮影します」という驚きの言葉。
最初に渡された行程表にもなかったサプライズに、参加者からは一様に「おぉ~」という声が漏れます。
「稲荷町~南富山間のお好きなところで撮影をどうぞ。撮影地が分からない方は大泉がお勧めです」とのことで、もちろん私は「撮影地が分からない方」ですから大泉へ向かうことにします。

大泉で降りてみると、線路沿いに道があって柵もなく、これは確かに撮りやすいです。構えて数分で近くの踏切が鳴り出し、列車がやってきました。先頭に立つのはどう考えても保線用モーターカーにしか見えないDL-12ですが、鉄道車両としての車籍を持っているので堂々と昼間に本線上を走れるわけですね。

DL-12に牽引されるデ7000型。

DL-12に牽引されるデ7000型。

撮影を終えて、次の電鉄富山行き電車で一同は稲荷町に移動、いよいよ次は夜間撮影会です。
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【写真】富山地鉄 ちてつ電車フェスティバル2014前夜祭レポート Part1

去る2014年11月1日、富山地方鉄道(富山地鉄)で鉄道ファン向けに「ちてつ電車フェスティバル前夜祭イベント」が開催されました。今回そのイベントに参加して、鉄道ファン向けの濃い演出が盛りだくさんの中身を堪能してきましたので、皆様にお伝えしようと思います。

当日の13:50、電鉄富山駅の改札前にて受付し行程表を受け取った後、参加者一行は地鉄ホテル11階の宴会場へ移動します。大きな窓から見える富山駅の眺望に、早速カメラを持った人だかりができますが、窓の反射が気になるなぁ……という気がするのも正直なところ。
富山地鉄鉄道部営業課の担当者の方から、挨拶と注意事項の説明があり、続いて「すぐに屋上に移動しますよ」とのお言葉。低いどよめきが参加者から漏れます。
業務用の階段を上って屋上に着くと、東に富山地鉄と北陸新幹線(残念ながら北陸線はほぼ新幹線の高架の陰)、北に富山ライトレール、西・南に市内電車と、どの角度からでも電車を撮れる素晴らしいロケーションです。
一番人気はやはり電鉄富山駅に出入りできる電車が見える東側。

入ってきた14720型の列車には、ファインダー越しに目を凝らすと方向板がついているのが分かります。地鉄の担当者氏によれば「今回のためにサプライズで付けました」とのことで、早速気分が盛り上がります。

方向板付きの14720型。

方向板付きの14720型。

渡された行程表には親切にも発着時刻表(しかも使用形式入り)が記されていますが、「(臨時)」との表記が入った列車も2往復記されており、どうやら今回の被写体になるために仕立てられた列車のようです。

やってきた臨時列車は、ラッシュ時専用となった10020型+クハ175の3連。特急うなづき号のヘッドマークも装着しています。同形式は運用の機会がごく限られますので、走行シーンを撮影できただけでも満足ですが、そのうえヘッドマーク付きの姿でますます満足です。
この列車、駅に近づくと通常より大幅に遅い速度となり、撮影しやすいよう配慮していただけたようです。

うなづき号のヘッドマークを付けた10020型。

うなづき号のヘッドマークを付けた10020型。

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