富山地方鉄道


環状線に用いられる9000型。背景
は城址公園。(国際会議場前)

Loop line tram(Bombardier/Niigata
Transys GT4K-ZR with Incentro

body) at Kokusai-kaigijo-mae

stop. Background is Castle ruins

park.

 路面電車の新時代を開いた富山ライトレールに対して、こちらは古くから「市電」と地元で呼ばれてきた伝統的な路線です。かつては市内に複数の路線を持ち、また鉄道線(射 水線)との直通運転もありましたが、路面電車冬の時代を経て、1本の路線だけが残った状態が続きました。
 しかし富山ライトレールを成功させた力は、環状線を新設し、また富山ライトレールとの直通運転も実現させようとしています。あわせて、市の方針では都心居住 の推進、スプロール化の抑制といった施策も打ち出されており、街づくりの道具としての市電の活用が図られつつあることも、この路線を支えてくれることでしょう
 他都市には、これだけモータリゼーションの弊害が語られるなかでも、なお自動車に客を取られ苦境に陥る路線もあります。一方富山では、場当たり的な鉄道会社 支援ではなく、持続的に公共交通が使われていく仕組みが作られつつあるのは、極めて先進的なことといえましょう。

Toyama Chiho Railway operates two tram lines in Toyama City. One of lines is 6.4km traditional tramway since 1913. There are another traditional tram lines in Toyama. But another lines were abandoned until 1984.
Since 2000s, Toyama city began planing Traffic Oriented Development. Some positive plans for tram were started with support by city goverment. By plans, 1.2km single track section was double tracked, Low-floor tram was introduced.
Another one of lines is loop line in the central business district. This is 3.5km line, opened in 2009. Purpose of circle line is downtown revitalization. Part of circle line(2.5km) is shared with traditional tramway.




走行音【走行音】デ8000型 南富山駅前→富山駅前

Type de8000 Minami-Toyama station -> Toyama station
Type de8000 is inverter-controlled tram for traditional tram line. "De" means "電動車(Dendo-sha; motor-car)". This was made since 1993.

Feb. 2010  1990年代における新型路面電車としては標準的な音を出す、東洋電機製の制御装置を用いたVVVF車です。早朝のまだ暗いうちに南富山から富山駅へ向かう 電車の録音です。朝の都心方面とは言え、この時間帯に富山駅へ向かう乗客はまだ少なく、モーター音や車内放送が明瞭にお聞きいただけます。同種の音の車両は鹿 児島、広島、函館などにもあり、個人的には割合好きな部類の音ですが、録音となるとどうしても旧型車に目が行ってしまい、結果的には本サイトではここと豊橋だ けでのご紹介となっています。

本頁トップ画像:立山連峰を背景に走るデ8000型(新富山) 

Image on top : Type de8000 at Shin-toyama stop.
Background is Tateyama mountain range.