江ノ島電鉄


鎌倉高校前駅に到着する2000型

Type2000 at
Kamakura-koko-mae station.

 江ノ電がいわゆる「路面電車」かというとたぶん違うのですが、「路面を走る(ところもある)電車」ではありますので、あまり固く考えずに本サイトでもご紹介 しようと思います。本サイトに載せている路線の中ではおそらく国内トップクラスの知名度があり、立地・沿線風景・駅のたたずまいなどから、その魅力は古くから 語りつくされてきた感があります。
 車両は独自規格の小型連接車となっています。マスコミ等で露出する機会も多いため、「すごく変わった電車」という印象は少ないように思いますが、このような 規格の車両は日本では類例が少なく、江ノ電独特です。
 急カーブの多い路線ゆえ、カルダン駆動を使えるようになるのは遅く、1983年まで吊り掛け電車を新造するなど、見た目だけでなく「音鉄」の面でも魅力的で す。

Enoshima Electric Railway has one 10.0km light rail line. This railway is often called "江ノ電(Enoden)". Enoden is one of most popular railways in Japan. Enoden runs in Kamakura and Enoshima of popular tourist destination. Scenery from train window is various. Enoden train runs in short on-street runnig section, along the beach, just a back of houses. Tourists enjoy the viewing from train windows.
Enoden's rollong stocks are specialized articulated car. Length of 2-car set is only 25m.





1000型(江ノ島~腰越)

Type1000 between Enoshima

and Koshigoe.

走行音【走行音】1000 型 鎌倉→藤沢

Type1000(No. 1001) Kamakura -> Fujisawa
Type1000 is high-floor articulated car. Type1000 was made in 1979 - 1986. Cars No.1001 - 1251(made in 1979 - 1983) are nose-suspension drived. Another cars are Cardan drived.

Feb.2012
  1067mm軌間の電車としては日本最後の吊り掛け車である、1000型の録音です。
 週末はいつも観光客で賑わう江ノ電だけに、収録はタイミングを選ぶ必要がありますが、あえて悪天候の日を狙うことで、何とか収録できました。とはいえ当然乗 客皆無とはいかず、多少話し声も入っていますがご了承ください。
 一般に吊り掛け電車といえば古い電車が多く、モーター音以外にも色々なところからガシャガシャ、ゴーゴーという音が聞こえてくるものですが、流石に1000 型は新しいだけあって、モーター音以外は非常に静かです。吊り掛け電車としては異色のサウンドと言っても良いのではないかと思います。



走行音【走行音】300 型 藤沢→極楽寺

Type300 Fujisawa -> Gokurakuji
Type300 is popular car in Enoden. As of 2012, Type300 is oldest car in Enoden. This car was nose-suspension drived before 1989. At 1989, nose suspension drive devices were changed to Cardan drive devices.
This train was from Fujisawa to Kamakura. This train was 4-car train when leaving from Fujisawa. 2 cars in rear of train was uncoupled at Gokurakuji. 2 cars in rear of train was type300. I couldn't record from Gokurakuji to Kamakura...

Jan.2008
  レトロな車体を持ち、江ノ電のある意味イメージリーダーでもある300型ですが、外観に反して下周りはカルダン化されています。
 「音鉄趣味」という観点だと1000型の吊り掛け車に注目しがちですが、初期高性能車を彷彿とさせる甲高い音も、VVVF車全盛の昨今では耳にする機会が 減ってきており、これはこれで聞く価値があると感じます。
 収録したのは夜間の鎌倉行で、ちょうど観光客の波も去り、昼間の4連運転から2連運転へと移行する時間帯に当たりました。藤沢発車前などで、「後ろの2両は 極楽寺で切り離しいたします」といった放送が聞こえますが、この「後ろの2両」がまさに300型で、中途半端な区間での録音となってしまいました。全区間走行 音を公開、という本サイトの趣旨に合うか微妙なところですが、「車両単位でみれば起点から終点まで録音した」(我ながら強引な解釈ですが)ということで、公開 させていただいています。

本頁トップ画像:併用軌道区間へ進入する300型(江ノ島~腰越) 

Image on top : Type300 enters to on-street running section.
Taken between Enoshima and Koshigoe.